川崎フロンターレ2019年J1のホームゲームの印象がモヤモヤしている訳はこれかも?

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川崎フロンターレ2019年J1のホームゲームの印象がモヤモヤする

川崎フロンターレ、2019年のJリーグ、18試合終了時点の成績は、
9勝8分1敗で、消化試合数が1試合少ない状況で、暫定の3位。

1位との勝ち点差は4。

勝ち点数は、2017年、2018年とほぼ同じ。
(→川崎フロンターレ勝点推移2019年と優勝した2017年、2018年との比較)

だけど、なんだかスッキリしない、モヤモヤ感があるのはなぜだろう?

一番大きな原因は、ホームゲームで勝てていない(引き分けが多い)というところまでは、なんとなく分かっている。
2勝7分1敗。

そんなモヤモヤの原因を探るべく、試合結果を少し掘り下げて調べてみました。

テーマは、試合展開。

先制したか、先制されたか、何点取ったか、それで試合結果はどうなったか?
そのあたりがキモなのでは?

ホーム・アウェイでの試合運びごとの結果

ホームー15試合 4勝9分2敗(勝点 21、18得点/12失点)
アウェイー13試合 8勝2分3敗(勝点 26、28得点/14失点)

試合内容 該当
試合数
全体
(18試合)
ホーム
(10試合)
アウェイ
(8試合)
スコアレスドロー 3試合 3分 2分 1分
前半先制 15試合 10勝5分 3勝3分 7勝2分
前半先制された 7試合 3分4敗 3分1敗 3敗
後半先制 2試合 2勝 1勝 1勝
後半先制された 1試合 1敗 1敗
複数得点 14試合 10勝3分1敗 3勝2分 7勝1分1敗
無失点 11試合 8勝3分 2勝2分 6勝1分
複数失点 7試合 1分1敗 2分3敗
1ー1 5試合 5分 5分

アウェイは前半に先制して勝ちきっている

まず、好印象のアウェイの8試合を見てみましょう。
前半に先制した試合は7試合。そして、後半に先制した試合は1試合。
つまり、アウェイの全試合で先制ができています。
そして、複数得点も6試合。
第2節のマリノス戦のアディショナルタイムの失点で引き分けたのを除けば、全試合勝利しています。

ホームでは先制しても追いつかれ、先制されると勝てない

ホームの試合10試合を見てみましょう。

前半に先制した試合は、4試合、後半に先制した試合は1試合。
逆に、前半に先制された試合が3試合、後半に先制された試合が1試合。

相手に先制された4試合の結果は、3分1敗で、勝てていません。
等々力劇場を起こして逆転することができず、追いつくのがやっとという流れです。

引き分けが、10試合中7試合ありますが、そのうち、1ー1のスコアの試合が5試合もあります。

等々力では、アウェイの相手チームが引き分けでもよしとし、守備を固めているため、攻めあぐねている試合が多いことが見て取れます。

ホームでは、無失点が少ない

無失点の試合は3試合しかなく、失点数の合計は少ないものの、ほとんどの試合で、失点をしてドローに持ち込まれています。

ホームでは、複数得点が取れていない

複数得点の試合は、ホームでは、10試合中、2試合。
この2試合とも勝利していますので、複数得点を取れるかどうかが鍵のようです。

まずは、先制されないこと、そして、先制したときは、2点目をしっかりとること、が課題と言えるでしょう。

モヤモヤの原因、わかりました。

各試合ごとの流れ

7月7日に行われた、ホームのサガン鳥栖戦では、またしてもドロー。ホームでなかなか点が取れません。
7月14日に行われた、第19節のアウェイゲームでも前半に先制し、複数得点を取って勝ちました。
同じような感じが続いています。

対戦
相手
勝敗 前半
先制
前半
先制
される
後半
先制
後半
先制
される
後半
追いつく
AT(※)
失点
1 F東京(H) △0-0
2 鹿島(H) △1-1
3 横浜FM(A) △2-2
4 G大阪(H) ●0-1
5 松本山雅(A) ○2-0
6 C大阪(H) △1-1
7 鳥栖(A) ○1-0
8 湘南(H) ○2-0
9 神戸(A) ○2-1
10 仙台(H) ○3-1
11 清水(A) ○4-0
12 名古屋(H) △1-1
13 大分(A) ○1-0
14 浦和(H) △1-1
15 札幌(H) △1-1
17 磐田(A) ○3-1
18 鳥栖(H) △0-0
19 F東京(A) ○3-0
20 大分(H) ○3-1
16 広島(A) ●2-3
21 松本(H) △0-0
22 名古屋(A) ●0-3
23 仙台(A) △2-2
24 清水(H) △2-2
25 C大阪(A) ●1-2
26 磐田(H) ○2-0
27 神戸(H) ●1-2
28 湘南(A) ○5-0

※AT:アディショナルタイム

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